まあ『ツィゴイネルワイゼン』に同じくまるで訳のわからない話で、2時間半近くわりと苦行の鑑賞体験。
それでもこの西洋文化が浸透し始めたばかりの日本の独特の美がクセになってやめられない。あと謎の女を探…
鈴木清順監督による浪漫三部作の第二弾。
かなりの力作だ。
たまにこういう静かな雰囲気の邦画が観たくなる。
ツィゴイネルワイゼンの作風が合う人はこちらも気に入るはず。
松田優作が主演なの嬉しいね…
"出し抜けに失礼致しますが…"という昔見た夢のような続きから始まる変幻、鬼灯に囚われすらもできない男の魂と性と恋と死への執着。終盤浮世絵的に表現される死と血飛沫、そこにどうしようもない美しさを感じて…
>>続きを読むさっきまで目の前で話していた人がいなくなっても平然と話を続けていたり、逆にさっきまでいなかった人が、カットが変わると最初からいたように見えるといった、良い意味で気持ち悪い違和感のある編集が独特。終盤…
>>続きを読む鏡花の『陽炎座』が原作、というより鏡花文学が原案、といった趣き。
筋書きをなぞってるのは『酸漿』『星の歌舞伎』『春昼・春昼後刻』『陽炎座』ぐらい?『夜叉ヶ池』も名前だけ出てきたけど、気づかなかっただ…