「陽炎座」はまるでキュビズムである。空間や位置関係は断片化され、セリフだけでかろうじて繋がっていて、物語があるのかどうかもギリギリだ。これ以上は映像と音の断片を再構築したゴダールのソニマージュに至っ…
>>続きを読む寺山の草迷宮もそうだが、鏡花にはこういう映像を撮らせる魔力があるのだろう。学生時代には取り合えなかったがそろそろ再挑戦すべきかも。
舞台演劇のように自由に行き来するカットにはあっけに取られたし、性表…
このレビューはネタバレを含みます
一つ一つの画が美しくて、どれだけ凝って作られたのだろう?と驚いた。特に美しくて好きだったのが冒頭の品子が花束を持って現れ花弁の舞うシーン、ラストの松崎の前で舞台が崩れゆくシーン、品子の沈む水面を鬼灯…
>>続きを読む超現実的なカット。水色の布を着た女が水の中からホオズキを沢山吐く映像に憧れていた。裏表、生死、夢と現実はもちろんどれも再帰的。幼いダンサーの女の子のこと忘れられない。玉脇玉吐。鈴木清順よりも色気のあ…
>>続きを読む映像の面白さはあるものの、『ツィゴイネルワイゼン』の衝撃に比べると…どうだろう。。
内容としても、あまりにも難解すぎてちょっと置いてけぼりくらってしまった。
今思えば『ツィゴイネルワイゼン』は分かり…