芦川いづみが女組長という珍しい役どころ。
江波杏子や藤純子のようなキツめの顔と違って、清純顔の芦川いづみの女ヤクザだと可愛すぎるんじゃないか？と懸念したが、登場と同時に高橋英樹に目を斬られて盲目になり、ずっと目を閉じたままの演技にシフト。
日活は、後年『侠花列伝 襲名賭博』でまたしても可愛い系の松原智恵子に女侠客をやらせていたが、あまり合っていなかった。
それを考えるとこういう手法もアリだと思う。
高橋英樹が一時わらじを脱ぐ旅芸人一座の中に、ひとり小太りの少年がいた。
一瞬で『ガメラ対ギャオス』の少年だと判った。
