2022-163-160-003
2022.10.15 TC新宿 Scr.12
短文感想
午前十時の映画祭12 17本目
耽美
どこかしら
ベニスに死す鑑賞時と同じように
耽美主義を感じました…
このレビューはネタバレを含みます
母は若い男を飼い、男は母と愛し合いながらその娘息子と乱交する崩壊した家族。更に左翼や階級社会の闇をバックに据えた歪な関係に教授は巻き込まれるが、それでも全員を信じ、「家族」と呼んだのは彼だけであった…
>>続きを読む好きな絵画、かつての美しい妻の記憶などに囲まれて、日常の細々したことは老メイドが引き受けてくれ、不足ない静かな生活を送っていた老教授。
突然現れて二階を貸せと迫るどこかの金持ちの夫人ビアンカ。断って…
老後を謎の一家に蹂躙される不条理劇かと思いきや、持ちつ持たれつで成立。孤独な老人は外に出れなければ誰かが押しかけるのを心待ちにするしかない。家の中だけで完結するけど屋敷の空間を生かした撮影で閉塞感は…
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このレビューはネタバレを含みます
これは日本ではヴィスコンティの死後に公開されて、ヴィスコンティブームが起こるきっかけとなった作品でしたね。私は封切り時には貧乏学生だったので金欠状態で観に行けず、1年以上経ってから後楽園シネマかどこ…
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家族の団欒を描いた絵画に囲まれてアパルトマンで暮らす教授。
そこへ2階を間借りしたいとエキセントリックな人たちが現れたら私だって断る。
でもそこへヘルムート・バーガーが加わったらそりゃ迷う。
とにか…
(c)Minerva Pictures