このレビューはネタバレを含みます
淀川さんおすすめに入ってたので鑑賞。
孤独な男が人との交流を通して温かみを知る…みたいな感じ。
このおじいさんがいた空間は死の時間だったんだけど、騒がしい夫人とか可愛いお姉ちゃんとか、ちょっとアウトローなお兄ちゃんがガヤガヤやってきて、そこが生の空間に変わったという。
絵画だらけの部屋(画面の中に閉じ込められて、1ミリたりとも動かない、というか動けない絵画の中の人たち)でそれが行われているからなんともいい対比になった。
一番おおっと思ったのは、喧嘩したお兄ちゃん方が、絵のお手入れをしていたテーブルをぶっこわしたとき。これがいわゆる絵の中で固まっていたおじいさんを生の世界に振り戻したメタファーになってたのかなって。
淀川さんも言ってたけど、カメラが一回も家から出ないのがまたすごい。
あと改装した2階の部屋最後めちゃくちゃ爆破して燃えてたけど大丈夫かしら…。