おち

家族の肖像のおちのネタバレレビュー・内容・結末

家族の肖像(1974年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

母は若い男を飼い、男は母と愛し合いながらその娘息子と乱交する崩壊した家族。更に左翼や階級社会の闇をバックに据えた歪な関係に教授は巻き込まれるが、それでも全員を信じ、「家族」と呼んだのは彼だけであった。
孤独な老人の寂しさを埋めるためであったとしても、彼らを互いに真実に向き合い離別を迎えるという、あるべき家族という関係性の終着点に持ち込んだという時点で、教授の行動には意味があったのだろう。
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