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家族の肖像のpompeiiのネタバレレビュー・内容・結末

家族の肖像(1974年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

メモ

・広い意味で″クラシック″という言葉が似合う作品。モダンと対比する描写もあるが。

・モーツァルトや絵画をきっかけに教授と青年の間に心が通じ合った瞬間は詩的。家の改造(破壊)から心が通じ合う(創造)の過程がきれい。

・海に想いを馳せる教授。トーマス・マンが同じようなことを書いていて、彼の『ヴェニスに死す』を映画化したヴィスコンティならではの台詞か。

・どのシーンを切り取ってもヘルムート・バーガーがかっこいい。教授との会話の間に流れる甘美ながら切ない音楽は退廃的なところがある。


以下予習用に仕入れた情報
・ヴィスコンティが病で動けなかったため、撮影は一つの家だけで行われた。
・原題は″Convesation Piece″ 美術用語であり、家族の団欒を描く絵画のこと。
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