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家族の肖像の10000lyfhのレビュー・感想・評価

家族の肖像(1974年製作の映画)
2.0
ひっそりと暮らす老教授の階上の空室への入居希望,最初に上流階級婦人が切り込んできた後に娘,その彼氏,婦人の愛人らが芋づるしてきた時は,奴らと教授の壮絶なマインドゲームを期待したが,実際の展開は,奴らが愛憎入り混じって内紛,そして奴らと教授とのジェネギャに収斂.教授はまんま晩年のヴィスコンティだろうし,奴らの芸術観や政治観にもヴィスコンティが若者に期待する理想像的なバイアスがかかっていて,当時の一般的な若者像ではなさそう.異なる時代に価値観を育んだ異世代間ギャップてよりも自身の若い頃と今の自分との仮想ギャップみたいな
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