人間関係の複雑性を避け続けてきた主人公の老人。体力や知性や若さを性に、政治に存分に使い刹那的に生きる若者達を、どこか悲しげに見つめる。そして、自分達とは対照的なそんな彼らを終始完全には拒絶しない彼の…
>>続きを読む人間関係にまつわる煩雑な物事を避け、静かに余生を過ごす事をよしとする孤独な老教授。
美しい絵画、おおよそ読み切ることは叶わないであろう厖大な書籍、甘美な音楽で部屋を絢爛に装飾し、こちら側から鑑賞しな…
何軒か探しても置いてなかった作品なので、アマプラにあるのすごい。
難しかった。孤独と老いを、この上なく上品に美しく。家族と若さは、醜悪に騒がしく描かれていた。しかし醜悪さと生命力はセットなのだろう…
美しい映画だ。構図も明確、思想は深くえぐるようで、物語は切なく、音楽は甘美、セットには精神の濃厚な香りがする。バート・ランカスターとヘルムート・バーガーの演技もピタリとはまっている。
ただ...ヴ…
ヴィスコンティ作品は山猫とベニスしか見たことがなかったけどそれに通じる濃密な美がこの中にもあった。教授がサリーナ公でコンラッドはタジオもしくはアンジェリカ。山猫のサリーナ公が若さに惑わされるダンスシ…
>>続きを読む孤独を愛する教授と、間借り人の家族とその愛人。
とっても失礼な間借り人にも関わらず次第に心開いていく教授。
始末の悪い間借り人だ
運が悪かった
だが私は考えた
"家族"だと思えばいい
けれど"息…
<老人の孤独を救った疑似家族、そしてその崩壊>
主人公の老教授(バート・ランカスター)のセリフ。
「老人とは奇妙な動物だ。愚かで狭量で、突然孤独が怖くなり、自分を守ろうとする」
「(始末の悪い間借…
2022/6/19 2回目
これが3な訳なかった。
⭐︎3→⭐︎5へ
コンラッドは自殺だったと私個人としては思います、というか思いたいな。
教授の完璧で美しい聖域にずかずか他人が上がり込んでくる…
半身不随に陥ったヴィスコンティ監督による非常にパーソナルな映画。
うるさい自分勝手な家族に家を荒らされる老人の話だが、孤独な老人にとって嵐のような彼らは唯一社会との接点でもある。
嵐が過ぎ去り、…
ほとんどのめり込めなかった。
あんなガヤガヤうるさくて勝手な人達がやって来たら、普通に嫌!乱交するわ、約束すっぽかすわ、やりたい放題じゃんすか。とは言うものの自分は映画の表面しか目でなぞれていない…
(c)Minerva Pictures