訪問販売で次々契約させられる高齢者ってこんな感じなのかなぁ…
どさくさに紛れて家に入って来るとか悪質…
プロフェッサーと呼ばれているけれども、何の教授なのか、
侯爵夫人というが、侯爵が出てこず、…
このレビューはネタバレを含みます
これは日本ではヴィスコンティの死後に公開されて、ヴィスコンティブームが起こるきっかけとなった作品でしたね。私は封切り時には貧乏学生だったので金欠状態で観に行けず、1年以上経ってから後楽園シネマかどこ…
>>続きを読む当事、ATGとか岩波ホールとか単館上映が流行り始めた頃、キネマ旬報などで紹介されて絶賛記事を目にして、かなり背伸びして鑑賞しましたが睡魔が勝り分からない状態のまま現在に至る。
ルキノ・ヴィスコンティ…
シネスコの広い画面に広がる書斎に一人佇む老人の姿に、例えようのない孤独がありました。迷惑だけども孤独を埋めてくれる借り物の家族の存在が、手で触れて感じられた瞬間に消えてしまう様が、まさに肖像画の中の…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
家族の団欒を描いた絵画に囲まれてアパルトマンで暮らす教授。
そこへ2階を間借りしたいとエキセントリックな人たちが現れたら私だって断る。
でもそこへヘルムート・バーガーが加わったらそりゃ迷う。
とにか…
人と関わる面倒を避け
静かに食事もひとり。
だが、
まわり一面掲げられた絵画に囲まれる生活
(この絵画、屋敷の何もかもが
素晴らしく絢爛たる世界)
をする
先生と呼ばれるひとりの老人
そこへ
…
ヴィスコンティ的"遠くの親戚より近くの他人"
バート・ランカスター演じる教授は、ヴィスコンティ自身の分身であり、登場するのは美しかった母親、離婚した妻、作れなかった家族。そこにファシズムや左翼思想…
(c)Minerva Pictures