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ミミックのnodoubtのレビュー・感想・評価

ミミック(1997年製作の映画)
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※記録用です。

子供の頃ってどんな虫だって触れましたよね?
それがいつからか全然触れなくなった。
僕なんか今じゃ蝶々もトンボも触れない。
ゴキブリなんか見たら凍りついてしまいます。
かなり昔、部屋にカミキリ(あのギャングみたいな顔した虫)が出て、僕の悲鳴を聞いた隣に住んでいた友人が助けに来たこともありました。

というわけで舞台は近未来(全然ぽくないけどね)のニューヨーク。
子供ばかりがかかる謎の伝染病が蔓延し、その媒介となるゴキブリを根絶するため、昆虫学者のスーザン(ミラ・ソルヴィーノ)はアリとカマキリの遺伝子操作によりゴキブリだけを殺す新種の昆虫“ユダの血統”を作り出す。
その結果、ゴキブリは絶滅し、繁殖能力の無い“ユダの血統”も一代限りで死滅、事態は収束したかに思えた。
それから3年後…“ユダの血統”は恐るべき進化を遂げ生き残っていた。
そして今度は人間を襲いはじめる…。

「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロのハリウッドデビューとなるバイオ・ホラー。
ストーリーはありきたりのB級ホラーなんですが、人間にミミック(=擬態)するという進化した昆虫の化け物“ユダの血統”(それこそ人間の大きさぐらいあります)の造形がとにかく気持ち悪い。
近くにいる時に聴こえてくる音(羽音?)が気持ち悪い。
手のひらぐらいある幼虫も気持ち悪い。

あ~具合悪い…。

さすがギレルモ・デル・トロ…やっぱりダークな作品でした。
ただあのエンディングはいただけません。いかにもハリウッド的なハッピーエンドは...。
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