一人旅

イウォーク・アドベンチャーの一人旅のレビュー・感想・評価

3.0
ジョン・コーティ監督作。

1984年にテレビ映画として制作された「スター・ウォーズ」シリーズの公式スピンオフで、翌85年には続編『エンドア/魔空の妖精』も制作されました。

本作は、SWの本家シリーズとは物語の直接的な繋がりが一切ない完全な外伝です。森林の衛星エンドアを舞台に、邪悪な巨人ゴラックスに連れ去られた両親を救い出すべく、人間の兄妹が先住民族のイウォーク族と協力して巨人の根城を目指し壮大な旅に出る姿を描いたジュブナイルアドベンチャーとなっています。

本家SWと違って子ども向けのキッズ映画として作られていて、テレビ映画のため予算も乏しいためSFXも低レベルですが、本家では脇役に過ぎなかったイウォーク族がフィーチャーされて初対面の兄妹のために勇敢な活躍を見せる冒険活劇となっています。人間の兄妹とイウォーク族との種族の垣根を越えた友情の形成でも魅了してくれますし、独自の言語&文化&生活様式を有するイウォーク族の生態も興味深く描き込まれています。
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