2BAME

北の螢の2BAMEのネタバレレビュー・内容・結末

北の螢(1984年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

キャストは豪華。仲代達矢の血走ってそうなギョロンギョロンの眼力が、なんなのこの話と思わせつつもラストまで誘う凄さ。

ストーリーの流れはわかるけれども、月潟や男鹿の行動とか、ゆうの心変わりについては全く分からず、仲代達矢と岩下志麻の謎の踊りで締めくくられ、最後の最後まで、空いた口が塞がらない。

反対を押し切って、五社監督が登場させた思いっきり人形の熊から、なんとなく、五社英雄が着地地点を見失ったのではないのかと疑問すら抱く。
個人的には五社英雄の底辺と感じているが、色々な意味でこの作品を見ておくことは映画ファンとしたはアリだと思わせるあたり、やはり五社英雄の作品は魅力的。

最後に岩下志麻さまの濡れ場はソフト?単調?ですが、アリます。個人的には響きませんでしたが、43歳にして、あの美しさはギフトとしか言いようがありませぬ。
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