御朱印帳

ゴッドファーザーPART IIの御朱印帳のレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)
3.8
前作から後にニューヨークからネバダ州を拠点にしながらカジノを経営しながら抗争を繰り広げる話と幼いビットーコルレオーネがシチリアからたつた一人で命からがらアメリカに逃げてきて、徐々に頭角を現していく姿をシンクロさせながら描く。船から自由の女神を見上げる姿が印象的。

マイケルはどんどん冷酷になり、裏切ったとはいえ赦したはずの実の兄をも殺してしまう。そして妻もわざわざお腹の子を中絶してマイケルの子を産まない選択をし、離婚して去る。カトリック教徒のイタリア系にとつて中絶するというのは許せなかったであろう。
合法的にビジネスをして裏社会とは縁を切ることを目指しながら、ビジネスの手段として競争相手をどんどん殺してしまう。
ビットーのように義理人情ではなく、赦すことなくビジネスのようにどんどん人を殺めていく。
これでは人は離れていく。最後のシーン、孤独に椅子に座り、日本の真珠湾攻撃の日に家族で談笑していた過去を振り返る姿が多くを語る。
二代目はどの世界もなかなか難しい。

ゴッドファーザーシリーズでもこれが一番。
マーロンブランドを真似たロバートデニーロの演技にゾクゾクっとしました。コッポラ監督はよくロバートデニーロを抜擢しました。
ロッキーの妻ことタリアシヤイヤはコッポラ監督の妹だつたんですね。
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