ゆずきよ

ゴッドファーザーPART IIのゆずきよのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)
4.0
観たい観たいと思っていながら何故か観ていなかったPART II。
どうしても作業中に観る形になりそうだったので仕方無しに今回は吹き替えで観ました。

物語は、初代ゴッドファーザーの成り立ちをロバート・デ・ニーロ、前作にてゴッドファーザーとなった二代目を前作同様アル・パチーノが演じて2つの物語を交互に描いていきます。
最初に言っておきますが、この2人の俳優を見るだけでもこの映画は価値があると言わざる負えないくらい格好良い。
デ・ニーロのパートに関しては壮絶な幼少期から成り上がるお話で、アル・パチーノは二代目としての苦悩と葛藤を中心に進みます。
マフィアの裏側や複雑な人間模様の合間で、マフィア映画らしい突然の銃撃。
過去と現在の映像をディゾルブで表現するのめっちゃオシャレです。
徐々に仲間も集まり成り上がっていくデ・ニーロに対して、比例するかのように孤立していくアル・パチーノ。
この対比が美しいのですが、油断するとどっちの話か一瞬わからなくなってしまい何度か戻しました。
あとやっぱり上映時間は少し長いですね。
近年あまり見る事のないインターミッション(休憩)を挟んで終盤へ。
どんどん辛くなるアル・パチーノに胸が締め付けられます。
ここで愛のテーマはズルいや。
終盤になってから本当に苦しい展開が続きました。
ネタバレになってしまうので詳しくは伏せますが、食事のシーンからアル・パチーノは感じていたのかも。
ラストシーンまで鉛を残したまま終幕。

結局なんだかんだで2日間に別れての鑑賞となってしまいました。
観た後に解説をしてる方の文章を読み、失礼ながら片手間だと内容は理解しても映画の良さを味わうのは足りなかったなと反省。
細部にまでこだわりがあるのは伝わっていますし、凄く面白いのはわかっているので今度しっかり字幕で復習します。
その前にIIIも観ようかな。
ゆずきよ

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