ペコリンゴ

おかしなおかしな訪問者のペコリンゴのレビュー・感想・評価

おかしなおかしな訪問者(1992年製作の映画)
3.5
記録。
騎士と下僕の現代珍道中。

ジャン・レノ主演のタイムスリップコメディ。未だにフランスの興行収入歴代上位に位置する大ヒット作らしい。

西暦1123年のフランス。
騎士ゴッドフロワは、魔女の呪いのせいで婚約者の父親を殺してしまう。事をやり直そうと考えた彼は知り合いの魔術師に頼み込み、下僕のジャクイユを連れ立って過去に遡ろうとするが、辿り着いたのは現代のフランスであった…。

『レオン』出演前にこんなおバカコメディに出演していたとは、ジャン・レノの演技の幅広さに感服。でも本作の立役者はもう1人いて、脚本にも携わっている下僕役のクリスチャン・クラヴィエその人だ。

この2人の掛け合いや、彼らの末裔である現代人(と観客の我々)からすると常識外れ極まりない行動が生み出すドタバタ劇は見ていてとても楽しいもので、車を魔物認定して斬りかかったり、服着たまま風呂入って、置いてあるバスボールや香水全部使って身体も拭かずに出て行くとことかは大いに笑わせてもらった(笑)

基本的には、オナラネタ等の小学生が好きそうな下品な笑いが大半を占めるので、もう少し上品な笑いが好みの方には向かないかも。

ジャン・レノのキノコみたいな妙な髪型は一件の価値あり。