しん

悪魔を見たのしんのレビュー・感想・評価

悪魔を見た(2010年製作の映画)
4.1
人をなぶり殺しする鬼畜でも人権があるとして裁判を受け、弁護人に庇って貰う。法治国家だから私的な敵討ちは認められないのはわかるが、被害者の気持ちは浮かばれない。この映画の加害者の鬼畜ぶりは鳥肌が立つおぞましさ。お腹に赤ちゃんがいるから助けてという悲痛な願いも薄ら笑いを浮かべ残忍に殺害する鬼畜。こんな奴に1000倍の苦痛を味合わせてやりたいと痛め続ける主人公の気持ちが痛いほどわかった。一回一回の痛めつけ方やラストの家族呼びは、主人公の考えられる最高の苦痛の味合わせ方だったんだろう。でも、もっともっと痛めつけてもよかった気さえした。出演者の演技が大変素晴らしく衝撃的な映画だった。
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