70点（100点満点中）
〈脚本〉30/45点
ただの“復讐モノ”で終わらない、捻りある後半の展開は良かったが、その展開に持っていくために生じたストーリーの粗がとても気になってしまった。主人公アホすぎるし、犯人タフすぎるし…。正直ツッコミ始めたらキリがない。ツッコミ所が多少あるのは仕方ないことだが、それが気になるような作りではダメだと思う。もっと予想以上に犯人がクレバーで主人公が裏をかかれるとかやりようはあったはず
〈演出・撮影〉18/25点
対象物から少し引いた一枚絵で見せるカットが決まっていた。排水管から流れる血に染まった水、トンネルでゆらりと立ち歩く犯人など…。スリラーとしての側面も強く、ジャンプスケア多めではあったがしっかり怖い・ドキドキするシーンもあった。
その一方で唐突に挟まるギャグもしばしばあり、ストーリーのシリアスさと対比になってブラックジョークのようだった。頭が転がるカット多すぎだろ笑
韓国ノワール映画らしく、バイオレンス満載だったが、あまり“痛そう”に感じなかった。人体損壊も多めだったが、遺体はゴム人形丸出しで、それなら映さずに想像させた方が効果的だと思う
〈音楽〉8/10 点
哀愁漂う良いBGMが多かった
〈演技・キャスティング〉8/10 点
チェ・ミンシクのムカつく演技が素晴らしい
〈印象〉6/10
映像作品としてのクオリティは高いのに、肝心のストーリーの粗が気になってしまった。そこが気にならない人ならかなり高評価になりそう
