バロウズ

悪魔を見たのバロウズのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔を見た(2010年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

婚約者を殺されたイビョンホンが殺人鬼のチェミンシクに復讐するお話。
その復讐の仕方がエゲツなくて、殺人鬼体内に発信器を取り付け現在位置を把握、しばらくしたら半殺しにしてまた解放する。これを何度も繰り返す!

まあよくこんな復讐方を思いついたもんだと感心したし、グロ、バイオレンス度はかなり高め。
この殺人鬼は本当にゲスな野郎で、コイツにはどんな刑罰も軽すぎると感じさせるチェミンシクの演技は凄いし、
颯爽と現れ殺人鬼をボコるビョンホン様がかっこいい!なんだかダークヒーローみたい。

それは良いんですが、偶然が重なりすぎな展開はちょっと気になりました。タクシー内での殺戮シーンは確かに見応えありでしたが、偶然乗ったタクシーが…ってちょっと出来過ぎてない?

そして何よりオチが弱い。
ラストは殺人鬼の家族を呼んでワイヤートラップを作動、家族たちの目の前で首チョンパ公開ってオチなんですが、
今まであんだけ凝った方法で復讐してきて、おまけに自分の家族にも手を出されちゃったのに、首チョンパなんて一瞬で終わらせちゃっていいの?
自分だったらまず指を一本一本切断してじわじわ肉を削り落として…とかゲスなことを考えてしまった。
それにあれって家族にトラウマを植え付けただけじゃん。
「俺の父ちゃんを殺しやがって、ビョンホン殺す!」な復讐の連鎖みたいになってたら面白かったのですが。
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