ナユRA

愛しのハーフ・ムーンのナユRAのレビュー・感想・評価

愛しのハーフ・ムーン(1987年製作の映画)
3.7
2番目の美学。好きな人と自分の友達が結婚前提に付き合ってたらどうしますか。自分は彼女の1番にはなれないし、2人には幸せになってほしいし、彼らにとっていい距離感で、好きな人のそばにずっといたい。

本作は結婚前の若い男女の心の揺れを描いてるんだけど、そんなもんより彼らの友人(嶋大輔)の言動にただ釘付けになってしまった。

親はホテル経営者のプー太郎。見た目も立ち居振る舞いもチャラチャラしてる。

好きな人の友達ともイチャイチャ(彼女が望むからわざと)

友達と関係を持ってしまった彼女の姉ちゃんをわざと誘惑(彼らの仲を取り持つため)

そんで成り行きとはいえ、結末には唖然とした。

彼らは金持ちのおぼっちゃんは自由ね。とただ笑うだけで、チャラチャラに隠された恋心や粋なはからないに、全く気づきやしない。

おぼっちゃんはそれはそれでいいと、
どこか達観してるようで、そして、人生の成り行きを楽しんでるようだ。

2番目を貫いた男。
粋でした。こんな人物あまり見たことないからとても楽しかった。漫画とかに出てきそうだけどね。
ナユRA

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