RIO

ザ・トレンチ 塹壕のRIOのレビュー・感想・評価

ザ・トレンチ 塹壕(1999年製作の映画)
3.6
1916年6月 北フランス ソンムの戦い
 
戦いが始まるまでの48時間

ソンム川に沿って作られたイギリス軍の塹壕
ドイツの最前線を突破しなくてはならない
6月29日の攻撃が7月1日に

ダニエル・クレイグが31歳の時の作品
タベンストリー役にはジェームズ・ダーシー
皆、若いです

緊張から食べ物も喉を通らない
新兵達しかいない最前線
やっとタバコを覚えたような兵士たちが
迫る突撃の重圧を跳ね返そうとしながら
感情がぶつかり合う
観ているうちに友達の感覚を覚える

どこにも逃げる場所はない
その時を塹壕の中でじっと耐える

ウィンター軍曹が
「心配するな 生き延びるやつは一目みればわかる」と
ビリーを励ます姿が男らしい

7月1日 攻撃開始の笛が鳴る
兵士たちは一斉に塹壕から飛び出していく
みんな泣きながら、進んでいく
次々と敵の銃弾に倒れる
死なないで!と心で叫んでしまう…
ラストは衝撃
悪夢のような運命に突き進んでいった
男達を最も美しく描いている 涙
RIO

RIO