トムヤムくん

レッズのトムヤムくんのレビュー・感想・評価

レッズ(1981年製作の映画)
3.7
ロシア革命に関する本『世界をゆるがした十日間』を著したジャーナリスト、ジョン・リードの半生を描いた作品。

ウォーレン・ベイティが自分で製作と監督と脚本と主演を務めて、アカデミー賞で最多12部門にノミネートされた超大作。作品賞は逃したものの、監督賞や助演女優賞、撮影賞を受賞した。

まず初めてロシア革命に触れたアメリカ映画としてとても貴重だし、たまにドキュメンタリータッチな画が挟まれるのが面白い。撮影が巨匠ヴィットリオ・ストラーロなので、映像美も合わせて全然飽きない。

3時間ってめちゃくちゃ長尺だし、ロシア革命はもちろんのこと、社会主義や共産主義、当時の政治運動に詳しくないと難しいところもいっぱいあるけど、ただただ見応えが凄まじく最後まで飲み込まれた。