たむ

レッズのたむのレビュー・感想・評価

レッズ(1981年製作の映画)
3.5
『俺たちに明日はない』のウォーレン・ベイティさんが第二回監督作品でアカデミー賞監督賞を受賞した大作です。
ロシア革命を背景にしたラブストーリーを壮大なスケールで映画化しています。
主人公たちが実在の人物で、彼らや当時を知る人々のインタビューも挿入される劇映画としては珍しい構成になっていました。
『浮雲』を思い出したりもしました。
戦争や革命が与える影響、ジャーナリストとしての仕事、理想と現実。
195分という『タイタニック』級の超大作ですが、重厚で、時代を再現した美術、衣装、エキストラの数など、見どころも多いです。
ソビエト連邦誕生の理想とその後の残酷さが今にも通じてくる非情な思想を感じさせますね。
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