アー君

影なき殺人のアー君のレビュー・感想・評価

影なき殺人(1947年製作の映画)
3.0
時代的にはフィルム・ノワール全盛期で、お手本のような作品であった。

多少は脚色はしているだろうが、セミドキュメンタリーとして秀逸である。ただ米国の司法制度は詳しくはないが、検察としての行動はどこかしら感覚的であった。

ここでは弁護側には弁論が何もなく、検察側が正義のヒーローのように冤罪を立証した美談である。しかし客観的にみれば司法の構造に変な偏りがあり、検察の暴走は可能である危険性も感じてしまった。
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