magnolia

影なき殺人のmagnoliaのレビュー・感想・評価

影なき殺人(1947年製作の映画)
5.0
大好き法廷劇、地味な検証を重ねて嘘を打破する清々しい正義感にワクワクが止まらない

検事側が被告の無実を証明するちょっと変わった物語で実話、出だしは政治的圧力や風評に焦って自白強制、まぁ検察の"周囲の人々"の無責任さよ、正義の名を隠れ蓑に自分勝手な都合で煽る鬱陶しさ半端ない

自分が見たと主張するものを信じて疑わない証人たちは、しかし後付けの情報や賞金への欲で歪んだ記憶を認められない、それを一つずつ、丹念な検証によりぶち壊していく、同じ状況を10回以上繰り返す超丁寧な検証や、命懸けたシーン再現に崩れ去る証人達、痛快としか言いようがない

「弁護士の見本を示している」と言われた実在の主人公は実際に米の最高検事?に、そうでなくては、まさに米の良心、良い時代

嫁との短くも愛溢れる会話がいいアクセント、また観たい

[ which is important, his life or community? --life, it is ]
[ deviled ham ]
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