どっかの国の法務大臣が「やっていないと言うなら法廷で無実を証明してご覧なさいよ!」と司法の大原則である推定無罪を根底からひっくり返そうとしたらしい、超ウケる、そりゃ逃げるだろうよ。そんな彼女が観るべき作品である事は間違いないし、この国でも脈々と受け継がれて来た暗部。大衆の要請、メディアリンチ、誤認逮捕、自白の強要、司法の政治的利用、三権分立が根底から揺らぎつつある今、面白いのだけど、なんだか観てたら虚しくなっちった。「17回目です」は流石に場内が沸いた、スッキリはしないけどこれは正しい映画だと思う。