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影なき殺人のlemmonのレビュー・感想・評価

影なき殺人(1947年製作の映画)
3.8
冒頭から驚いた。
タイトルからして殺人事件は起きると思ったが、捉えるショットが滑らか過ぎて、冷静なナレーションも相まって、その呆気なさに茫然とした。

複数の目撃者がいて、警察もその人を犯人と決めつけている。恐らく冤罪を取り扱う。
後半は裁判シーンがほとんどを占めて、ダナアンドリュースの独占場となる。
証言者たちの皮が剥がされていく様は滑稽。

リーJコッブ演じる刑事が印象深い。
そもそも自白強要シーン後のあのシーンからして、醸し出す雰囲気は自身への諦めというか、なんというか、、、

「Boomerang」ってどういうこと?とおもったらやぶへびという意味も含む。なるほどなあ😰

群集の間抜けさ。
カザンがやると、なお意味深。
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