じんやちゃん

ロボコップ3のじんやちゃんのレビュー・感想・評価

ロボコップ3(1992年製作の映画)
3.4
・感想
少女がロボコップ界のカーストでいきなりトップに躍り出ていてウケました。
実はこのマーフィー、中身が前回と違うんだって。
それと単純に驚いたのは、映画内の描写で出てくる自動でテレビが付いたり、電話に出れたりする機能なんかは、今現在の現代社会への先見の明があって当たっているなと感じますよね。

・考察etc...
ロボコップ2からの続きになります。
あらすじとしては、未来都市を勝手に作り、旧市街地を撤去しようとする日本企業に買収されてしまったオムニ社と、旧市街地に住み、その場所を守り続けようとする住人が、警察を味方につけて戦い抜くという物語です。
このロボコップ3のテーマとしては、今までの作品と比べて、今まで以上にロボットよりも人物に重きを置いており、より人々の争いや助け合い等に焦点を当てている作品に感じました。
オムニ社の軍の力が暴走するシーンや刺繍の形が類似している事からナチスドイツ軍に見立てている箇所も見てとれました。
暴走を止められなくなったかつての戦争をもう一度考えさせる描写は、それだけでも意味がある気がします。
日本人としては、海外から見た忍者はこんな風に見えてるいのかと不思議に感じながらも、今と違って当時の日本企業は勢いがあった事や、ラストシーンで頭を下げて詫びている描写等は、日本人をとてもよく表していて共感出来ました。