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日本一の色男のodyssのレビュー・感想・評価

日本一の色男(1963年製作の映画)
3.5
【単なるモテ男ではなく――クレージーキャッツの時代(その4)】

BS録画にて。

クレージーキャッツの「日本一」シリーズの一編。

植木等が美女にもてまくる話ですが、単なるモテ男なのではなく、化粧品会社に強引に入社して、セールスで驚異的な実績を挙げ、その過程の中でモテていくという筋書。

サラリーマンとしての要領よく振る舞うのは植木等の持ち味ですが、この映画では、むろんフィクションとはいえ、会社の実績を上げていくというサラリーマンとしての義務をそれなりに果たしていく男の姿が描かれています。

また、彼がそうやってモテながらも、ぎりぎりのところで女たちの接近をかわしながら生きていくのは、実は・・・という構成上の工夫もあり、しかもそれが・・・と、このシリーズとして珍しく(?)・・・になっているところが、ちょっと面白いんですよね。

並み居る美女たちの中では、私は丸顔好きだから、やはり団令子かなあ。贅沢は言いません、彼女一人で満足します、はい(笑)。
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