Fredisius

ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男のFredisiusのレビュー・感想・評価

4.0
贔屓のモリーナ履修で見ました。
スタンリーも出ているということで期待値高めで見たんですが、映画としてのインパクトには欠ける感じ。

前情報入れずに見たので、映画のラストで察したのですが、実話なんですね。
なのでラストの展開も納得。

とにかく俳優陣は実力派ばかりでしたね。
奥さんの人、めっちゃ既視感!!って思って調べたら、ミストのあの怖いおばさんだった……しかもあれくらいしかぶっちゃけ見てませんでしたw
それくらいインパクト強いですよね。この方のあの役。

映画の内容としては前半と後半ではジャンルが違うように感じました。
前半は色々と甘さが見える詐欺をしていく様子がモネゲームのようなコメディに近い雰囲気。
後半はノンフィクション感が急に増し、クライムサスペンスと、主人公の狂気が色濃くなってきます。


モリーナ演じたディックはこの映画を面白くするのにすごく貢献してたなぁという印象。
あまり頭の回るタイプじゃないのですが、奥さんにすごく誠実だったり、主人公のアーヴィングとはいい意味で真反対な感じで、アーヴィングがこの大きな詐欺を成功させる上でも、いなくてはならない大事なバディだったなと。
最後彼の情状酌量のためにアーヴィングが動いた所、本を書き上げサイン会をしている場を見には来るものの、関わろうとはしないあたり、ある種の友情を感じました。

贔屓目的で見た自分としては、そこは大満足。すぐ過呼吸を起こしてしまったり、奥さんを裏切ったと思って泣いてしまったり、嘘が付けない所など、ファンとしては嬉しいシーンが沢山で見応えはありました。

どうやら、ハワード・ヒューズ自体を描いた映画あるようなので、それを履修後に見直すのもアリかな?と思いました。
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