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フィッシュストーリーのowlマンのレビュー・感想・評価

フィッシュストーリー(2009年製作の映画)
3.8
1975年・パンクバンド『逆鱗』が最後に残したアルバム“FISH STORY”が時を越えて世界を救う...

伊坂幸太郎さんの同名短編小説の映画化。

原作も含めて好きな作品です。
原作から内容の改変はありますが、短編を映画に上手く世界観が拡張されていました。

現在、過去、未来の登場人物も魅力的でした。森山未來さんもキレッキレです!

『逆鱗』の歌も良かったです!
最初は高良健吾さんが本当に歌っていると思っていましたが...斉藤和義さんでした。それも映画とマッチしていて良かったです!←訂正いただきました💦劇中でちゃんと高良健吾さんとバンドのメンバーが歌い、演奏しているそうです。失礼しました。

最後のレコーディングは、数多にいた“バンドマン”の気持ちを代弁していたりするのかな?...『誰かに届いてくれ』って思いが劇中から届きました。

ただ私的に、伊藤淳史さんがパンクバンドのリーダーが似合ってないって思ってしまいました💦

劇中には“フィッシュストーリー”だけでなく伊坂幸太郎さんの作品も少し絡んでいたりするので、それがわかるともっと世界観が広がります!

私が伊坂幸太郎さんを初めて読んだのが『フィッシュストーリー』でした。入院中に友人からお見舞いとしてもらったのが最初でした。「映画が面白かったから、退院したら観なさい。とりあえず小説をあげよう」とくれました。劇中で世界を救い、私を暇から救ってくれたのも“FISH STORY”でした!
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