回想シーンでご飯3杯いける

天使にラブ・ソングを2の回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)
3.0
前作が面白かったので、そのままの勢いで「2」も鑑賞。それが良かったのか、悪かったのか?

前作はウーピー・ゴールドバーグ演じるクラブ歌手が、教会のシスターにゴスペルをコーチする話。そして、この続編は、同じくウーピーが高校の荒廃した音楽クラスを指導するというストーリーになっている。

しかし、前作と続けて観たのが悪かったのか、監督も脚本も別人に交代した今作は、全体の雰囲気が大きく異っているように感じる。ウーピーは最初から音楽の指導に熱心だし、教えられる生徒も最初から休み時間にラップを披露する等、音楽のセンスは良い。ウーピーに対して反抗的だったものの、割と早い段階で打ち解けてしまうのだ。

また、音楽面でもゴスペルだけではなく、ポップス寄りの曲も多く、主人公がシスターである必然性はあまり感じられない。話がとんとん拍子で進む分、音楽を中心に楽しむのなら、前作より優れているとも言えるのだが、、、続編というよりも、前作の設定を使って作り上げた二次創作のようなテイストが強い。

クラスの中で最もウーピーに反発する少女の顔をどこかで見た気が、、、と思っていたら、エンドクレジットでローリン・ヒルであった事を知る。フージーズのメンバーとしてデビューする前に女優として本作に出演していた模様。これはちょっとしたお宝映像だ。