「一日8時間働いた日給がわずか0.5ドルなんだ」。
世界最高といわれるエチオピアのコーヒー豆。世界に幸せを届けてくれる果実の仕分けは、まさに安価な労働力によって成り立っていた。
市場価格はNY市場によって左右され、エチオピアのコーヒー農家は卸価格の下落に喘ぎ、子供にまともな教育すら受けさせてやれない。次第にコーヒー栽培から欧米で違法とされるチャットの葉という麻薬栽培をしないと生活すらできない貧困の連鎖を断ち切れなくなっていく。
わずかに得た利益を未来への投資のため、子供たちが学ぶ学校建設の費用に充てようと決議する大人たちが素晴らしい。
