すずす

トム・ホーンのすずすのレビュー・感想・評価

トム・ホーン(1980年製作の映画)
3.5
一見の価値あり。

監督の途中降板など、マックイーンの晩年の作として評価は低い様ですが、撮影は『チャイナタウン』のジョン・アロンソ、カメラオペレーターのジョン・トールのせいもあってか撮影は素晴らしい。特に、大自然を背景に引き絵を多用しているのは、『許させれざる者』に先行し、厭世観に満ちた人間の小ささを訴えかけています。

エフェクトを使った脳天を吹き飛ばすバイオレンス場面に、絞死刑の機械など、妙な工夫で好き嫌いが分かれる内容なのかも知れません。

NHK-BSの放送で初見。
すずす

すずす