時は20世紀初頭、かつて賞金稼ぎとして伝説の英雄と呼ばれた男 トム・ホーン。
すっかり歳をとった彼はとある街で牛泥棒を退治する仕事を受けることにしたが・・・・。
名優 スティーヴ・マックイーン主演の伝説の賞金稼ぎとして有名になった男の晩年を冷酷に描いた実話を基にした人間ドラマ。
マックイーンが出演した最後の西部劇ということですっかり歳をとった彼の重厚な演技力が作品に深みを与えていて、特にラストシーンは実際の彼の姿と重なる感じがして何とも言えない余韻があった。
実話を基にしているからかそんなに意外性のあるシーンや展開などもなく、淡々かつ冷酷にトムの晩年が描かれていたのは良かった。
全体的にはマックイーンのファンなら見ておくべき作品であった。
