王女メディアのNNNのレビュー・感想・評価

ごつごつした岩肌の地形とエキゾチックな衣装に興味を惹かれはするものの、締まりの無い役者の身体と微かに揺れ続けるフレームに鬱憤を溜め続ける。

作り笑いを浮かべる人々、奇声をあげて走り出したり、突然倒れたり飛び降りたりのシュールさはいかにもパゾリーニ節。

ひとつひとつのショットを丁寧に撮っている感じがせず、繋がったり繋がらなかったりの編集は "軽さ" を助長する。（観てて気が滅入る、、）

人体破壊の過程は荷台の影に隠れ、結果としての生首が宙に放り投げられる。