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ガメラ対大魔獣ジャイガーのnori007のレビュー・感想・評価

ガメラ対大魔獣ジャイガー(1970年製作の映画)
3.6
近年、タロウマンで大阪万博の太陽の塔が注目されたが
今作は大阪万博ともタイアップ。大阪万博というのはどういった催し物なのかをきちんと説明してくれていて、大阪万博を知らない人にも親切設計。

古代ムー大陸の遺跡の石を引き抜いたらそれは大魔獣ジャイガーを封印を解いてしまったのだ!!
今見ると「インディージョーンズ」的な話にも感じるが、そうこの映画はさまざまな物を先取りして作られた先見の明がある作品であった。

ガメラの体内にジャイガーが卵を産み寄生させるのは、さながらエイリアンのようでもある。子どもたちがその寄生を取り除きに行くのは「ミクロの決死圏」のようでもある。

ただ完全に子供番組です!の感じで作られてるので少々コミカルなのだが
これをシリアスに撮ればなかなかの作品になったのではないかと思うのだ。

それとガメラの映画で素晴らしいのは毎回ガメラがズタボロになって痛めつけられるところ。矢が刺さる場面は素晴らしい。寄生された時は何故半透明になるのか謎だがすげえヤバい感は出ている。

ジャイガーもかわいいし、結果なかなかおもしろい作品になっていた。
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