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映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!のtakatoのレビュー・感想・評価

4.6
実質すみっこぐらし、というかこれ…。設定かなり近いし、エンドロールに流れるもんまで…。流石にここまで似てるとヤバイレベル。まぁ、別にすみっこぐらしディスはするつもりはない。あっちも名作だしね。ただ、こっちのほうがウルトラ名作やん!ってことも知って欲しい。

プリキュアの海は本当に広大で深い…。こんな凄い作品がまだあったとは。これは単独プリキュア映画なら一番好きかも!。

戦闘シーンの作画はみんな凄い。ラストのほうなんて、すみっこぐらしかな?と思ってたらまどか最終形態かな?って状態に(何を言ってるかわからねぇと思うが、マジにそんな感じです)。

なによりストーリー。ゲストキャラのニコちゃん、ラスボスの魔王、どっちも単なるお話の都合上のゲストや悪役じゃないから凄く心に響く。魔王なんてめっちゃデザイン格好いいし、え~って思わず言っちゃいそうな強さで、テーマ的にもシリーズのラスボスかな?ってくらい存在感あったし。

でも、一番響いたのは物語の悪役たち。脇役のキャラなのに彼等の活躍にもう涙腺が弛みっぱなし…。ネタバレになるから詳しい言えないが、悪役のキャラでこんなに響いたのは「シュガーラッシュ」のラルフ以来やでぇ!。

隙がなく、予想の上をいく脚本。スーパーで格好良さと美しさにすら達している作画。そしてゲスト、ラスボス、脇役みんな輝いてるキャラ。これ以上なにを求める…。すみっこぐらし関係なく全力でプッシュしたくなる大傑作です。
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