原節子のぶりっ子が炸裂した作品。
愛嬌のある笑顔に上目遣いはズルい。。
既婚者と女学生の愛。病弱な奥さんが完璧な脇役に徹してしまったことでちょっと悔しさが残る。奥さん器広すぎよ。
ストーリーの面…
神保町シアター『杉村春子特集』で鑑賞。
この映画、父親の墓参りをしている娘の人見孝子(原節子)が、ちょうど恩師の墓参りに来た矢島(佐分利信)に出会う。
二人とも東京から来たが、東京への帰路では電車…
原節子のイメージを覆す上目遣いのぶりっ子ぶりには驚きだ。
側に原節子のような女性がいたら 誰だって惑わされるのに この上目遣いは反則だ。
なかなか共感はできない女性ではある。
死の床にあって夫人が…
筋立ては不倫ものなのだが、あまりに男性的、男社会的ファンタジーな恋愛観は、時代を考慮しても見るのが苦しい。今となっては評価はされない映画だろう。しかし、この映画の最大の問題はキャスティングだと思う。…
>>続きを読む砂浜での、原節子と杉村春子の切り返しショットはとてもスリリングだった。原節子の足下への執着を感じた。
物語内の日本家屋が家父長制を保持する、みたいな感じの指摘面白かった。そういうこと言われているの…
まず。
新藤兼人による脚本は、とてもつまらない。当時風の言い方をすれば「メロドラマ」であり、今時の(質の低い方の)「キラキラ映画」と本質的には何も変わらない。
恋に落ちる相手が妻子持ちの「オジサン」…
このレビューはネタバレを含みます
佐分利信を誘惑する泥棒猫原節子にサザエさんヘアーでやってきた杉村春子の往復ビンタが炸裂するシーンで吹いてしまった。(一応佳境なんだけども)
軽薄なストーリーは置いておくとして、雪降る外からノールッ…
<原節子 生誕100年>特集より。
ダイレクトな感想を言えば、後味のわるい、気持ちのわるい映画だった。
この映画の主役は原節子の足だ。それも膝から下の。前半、学者にして代議士の矢島=佐分利信と女…
両親を突然亡くした医学生・原節子は、父親の教え子で議員の佐分利信の家に住み込み家庭教師となる。妻・杉村春子は胸を病み湘南で療養しているので、原は家庭の主婦のように佐分利と子供たちを世話しているうちに…
>>続きを読む松竹株式会社