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『危険な英雄』に投稿された感想・評価

3104

3104の感想・評価

3.8
誘拐事件に関するマスコミの行き過ぎた報道姿勢を、熱意に燃える一青年記者を柱として描く社会派ドラマ。

いわゆる「報道協定」の確立やそのきっかけとなった誘拐事件、また有名な「吉展ちゃん事件」などはこの映画の何年も後の話。この作品の先見性もそうだが、当時の無軌道な報道ぶりにはいささか驚くばかりだ。
特に盗み聞きや盗撮まがいの行為で特ダネをすっぱ抜き、結果誘拐事件や人質に大きな影響を及ぼしてしまう主人公の記者、冬木の行動は今の視点からのみならず、おそらく当時の感覚としてもさすがに“やり過ぎ”であろう。
演じるのは石原慎太郎。彼の数少ない主演作である。さすがに演技は拙いがそれなりにサマになっている。なにより目的のためなら手段を選ばず傍若無人、おまけにそれが問題視されてもどこが悪い?と自分の信念をゴリ押しし開き直る主人公の様子が、その後の彼を思わせる・・というかそのままな感じなのが興味深い。脚本家は彼のそういう部分を見抜いて“アテ書き”したのかな、などと邪推したり。

出演者は慎太郎の上司に小沢栄太郎、同僚に多々良純。主人公のライバル的存在の他者の記者に仲代達矢。警察側は志村喬や悪人顔の伊藤久哉など。そして子供を誘拐される一家の娘にヒロイン格の司葉子。誘拐犯役に宮口精二。他に中北千枝子や沢村いき雄などなど豪華なラインナップ。しかし何より人目を引くのはカメオ的出演の三船敏郎だろう。とある事情からテレビで誘拐犯に人質解放を呼びかけるプロ野球選手の役なのだが、いきなり「パイレーツの川田です」と出てくる唐突さやその配役自体に、観ていて思わず笑ってしまったほど(劇場の他の客も笑っていた)。

物語自体はサスペンス調というよりオーソドックスでどこかのんびりささえ感じられる調子で進んでゆく。それがかえって皮肉っぽいとまではいかないが、一種独特な雰囲気も醸し出している。芥川也寸志によるギター主体のスコアもそれを後押ししている。あとはロケパートから当時の、約60年ほど前の東京の様子が窺えて楽しい。(身代金受け渡し場所の)渋谷駅前は昔はあんな感じだったのだな、などなど。
鈴木英夫監督⑤

ある日、大企業の社長の息子が何者かに誘拐される。歳の離れた姉(司葉子)が警察に届け出て以降、志村喬率いる警察と犯人との攻防が続いていく。
そこを乱すのは石原慎太郎扮する新聞記者、特ダネ欲しさに誘拐事件の取引日時は新聞に載せるわ、大切な捜査情報も警察より先に公表するわで、演技は稚拙ながらある意味適役の暴れよう。
その他慎太郎の上司には小沢栄太郎、ライバル記者には仲代達矢と周りを名優で固め、的確な演出で全編にわたり緊張感が持続し、面白かった。
司葉子もキリッとしたご令嬢として綺麗に撮られていてポイントアップ。
mingo

mingoの感想・評価

3.6
「狂った果実」の裕次郎は良い演技してるのに対して本作慎太郎の大根演技には吐き気しか催さないレベルの大根具合。「紀ノ川」での司葉子本人によると、デートの誘いを受けてお屋敷に着くとお母様がいらっしゃって丁寧な育ちを感じたとご愛嬌。にしても司葉子はじめ、木村功主演の「きゃつを逃すな」と同じ刑事役に志村喬、同じく犯人役に宮口精二、他社新聞記者に仲代達矢と超豪華俳優が必死のカバー。まさかのサプライズゲストに三船敏郎。ラストで司葉子が強いビンタを慎太郎にあびせるのだが、それが快感なのだから、ざまぁみろである。にしても「非情都市」しかり本作のオチはやはりやるせなくなるし、慎太郎をここまでイラつかせるのだからむしろ成功の域であろうか。

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