Ryan

セデック・バレ 第二部 虹の橋のRyanのレビュー・感想・評価

2.6
途中何が起きた?


セデックバレ2部作目

ストーリー
1930年、日本統治時代の台湾で起こった先住民セデック族による抗日蜂起事件である霧社事件を描く。


全く感情移入出来なかった。
セデック族と言うのがいて淘汰される者とそうでない者、日本の行い、歴史を紐解く作品ではあるが、結局は最後まで戦った男たちの話であってそれだけに感じた。
この時代の生死感はとても難しいが、死ぬ事が何よりの幸福と捉えることも出来る。
ただ、それを描くならもっと女性を描かないといけない。これじゃあまるで男万歳!人殺し万歳!映画。
序盤は良かったが一気に展開が変わってただ1つの目的だけを持った男の心情を追いかけることに疲れた。
唯一、少年たちがいたのが救いである。子供や女を戦争に巻き込む男の構図はいつの時代でも変わらないのだなと感じた。

終盤はもう意味がわからなかった。
あれ?どうした?何があった?って展開。
映画的な描き方をしたから大事なシーンを描ききれなかったのだろう。

劇中17分に若かりし頃のディーンフジオカを発見した。まだ売れてないためか、たった数カットの出演。今作の1番のサプライズであり盛り上がりだった。
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