第1部では、学校の運動会にセデック族が奇襲をかけ、
首を狩りまくるところで終わりました。(霧社事件)
本作、第2部では、日本の反撃が始まり、
セデック族は、健闘しながらも追い詰められていくという流れです。
第一部のクライマックスを超えるイベントがあるわけもなく、
基本単調な展開の中では、
近代兵器に対抗する変幻自在のゲリラ戦のアクションで、
緊迫感を保っていると思いますが、
さすがに日本軍弱過ぎだろというのが目につき始めてきて、
そこでちょっと笑ってしまうと言うか、没入感が弱まりました。
最初から負けると分かっていても闘わなければならない、
敗れゆく者の美学のようなものは感じられ、
日本の武士道的な価値観にも通ずると思っていたところ、
最後にそれを言葉にして言われてしまうと何だかなと。
果たしてどこまで実際に則しているのかが不明なので、
他の資料等を調べたくなりました。