じゃみ

アルファヴィルのじゃみのレビュー・感想・評価

アルファヴィル(1965年製作の映画)
2.8
ゴダールがハードボイルド映画を作っていたなんて衝撃!

個人の思想、感情を奪う管理的な都市αに潜入する諜報部員
諜報活動における乱闘シーンがゴダールの手にかかると芸術になるの好き

無機質な窓がたくさん並んだビルや殺風景なホール
レトロなリミナルスペースを見れるの本当に好き

今作を知るきっかけになったのが多額をかけて作られたセットに圧倒されるジャック・タチ「プレイタイム」だった
それらの近代的なセットは今作になぞらえてタチヴィルと呼ばれており、その元となった作品が見たくなった
私的には見ていて楽しくなるタチヴィルに軍牌が上がったが、アルファヴィルには洗練された良さもあり見られてよかった

ただ内容が高尚すぎて少し面白さには欠けた
それにしてもフランスの女優さんってなんであんなに美しいんだろ
そしてフランス語の半濁音を得意とする発音にときめく
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