おバカなストーリーとめちゃくちゃなアクション、そこにノリの良い音楽が織り混ざって、くだらないけど最高の映画でした。ジェームズ・ブラウンをはじめとする豪華すぎる出演陣をはじめとして、実際に車を潰しまくるカーアクションとか、シカゴを舞台に大勢のエキストラを導入して撮られた終盤のシーンといい、とにかく豪華の一言です。
カメラワークもきまっていてかっこよかったです。大胆にローアングルを多用して、その中にたまに俯瞰を挟み込んでいてダイナミックでした。シンメトリーで象徴的な構図も印象的でした。くだらないストーリーでありながらだれずに観れる要因の一つかもしれません。
そしてなんと言ってもカーアクションシーンが好きです。追ってくるパトカーがどんどん潰れて山のように積み上がるところとか本当に最高です。それを実車でやっているのがすごい。まるでルパン3世に出てくるドタバタのシーンを実写で見れる楽しさがありました。
そんなはちゃめちゃなコメディでありながら、ストーリーの基本には、神からの啓示を受けて行動を起こし、最後まで神に奉仕するという構図があるのが、また面白いですね。
