のんchan

灰の記憶ののんchanのレビュー・感想・評価

灰の記憶(2001年製作の映画)
3.6
ナチスものに興味が尽きず探していたら、ハーヴェイ・カイテルと スティーヴ・ブシェミの名前が😲

監督は個性派俳優でお馴染みのティム・ブレイク・ネルソン💫
脚本、製作から本格的でした。
なぜこの脚本を?と不思議に思ったが、祖父母が第二次世界大戦中にナチスから逃れ、渡米したロシア系ユダヤ人移民なんですね、納得。


強制収容所で人体実験をさせられたユダヤ人医師ミクロシュ・ニスリの手記を基にした実話❗️


ナチは『ユダヤ人抹殺計画』の一端として"ゾンダーコマンド"という囚人の特務班を作った。彼らは同じユダヤ人をガス室に送り込み処刑後の死体処理をする。その見返りに豊富な食事と4ヶ月の処刑延期の優遇措置を受けた。

たった4か月の延命が何になる?その期間が過ぎたら、自分たちも抹殺されるのだ。彼らの心はナチスに対する憎しみと怒りでいっぱいになっていた。

1944年のある日、ガス室で奇跡的に生き残った少女を見つけ、その命を守ろうと必死で匿うが...
それと並行してゾンダーコマンドが暴動を起こす。
ナチス最大の強制収容所の半分近くの焼却炉を爆破したのだ🔥


その計画を進めるユダヤ人の主人公をホフマン - デヴィッド・アークエット。
仲間の1人がブシェミ!しかしブシェミは脱走しようとしていたり、少女を助けることに反対したりと、みんなからは浮いている存在。
シビアな役なのでいつもの雰囲気と異なるけど、何を考えているのかわからない目つきが役柄にはピッタリ。

そして、はじめは全然気付かなかったハーヴェイ・カイテルは、ムスフェルドSS軍曹役。髪型がドイツ人っぽく軽くパーマを当て襟足から随分と上まで刈り上げてます。態度は当然ナチスですよ。


凄くお金掛けて、かなりリアルな死体の描写等をしている。力を込めた制作だと伝わったけど...
なんせ英語なので(仕方ないけど)それでシラけてしまって😔
目の付け所は面白かったけど、特典映像の撮影シーンを見てもキャストの雰囲気が沈んでいて現場も盛り上がりに欠けたのかな?とちょっと残念で勿体無い感じでした。



↓ おすすめの # に混ぜましたが、そんなにお勧めではないです💦
ただ、カイテルとブシェミ、他のキャストの演技は良かったです。
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