ミザリーの１１のネタバレレビュー・内容・結末

数あるスティーヴン・キング原作映画のひとつ。
どの時代でもどのジャンルでも、熱狂的な「ファン」というのは恐ろしい。世間がそれにきづきはじめたのは80年代のジョンレノン暗殺事件あたりなのでは。この映画が公開されたのは90年。ファンによる事件をたまに見かけるようになった頃だ。
この映画の女も、主人公の狂信的なファンだった。そしてなんといってもこの女、パワータイプすぎるのである（笑）女性なのに…と、侮ってはいられない。逃げられるか？と思いきや主人公はすーぐ捕まるし、力技で取り押さえられたりする。有名なシーンでは、ハンマーで足を二発ボキッ。ラストでは、ようやく女を倒すのにも一苦労。いったいこの主人公がなにをしたよ？と思うほどに女のエゴによる衝動はどうしようもないものである。
頭をからっぽにしたらただただスリリングで楽しめる名作でした。