アダモ

となりのトトロのアダモのレビュー・感想・評価

となりのトトロ(1988年製作の映画)
4.0
俺たちの疑似思い出体験。

本作観てるだけで里帰りした気分にならない?
本作観てるだけで夏休み真っ盛りな七月下旬って気分にならへん?

こんな田舎はないし、こんな経験もない。
だけどなんだか懐かしいし、なんだったら虫採りだってしてたような。

田舎暮らし初心者な姉妹と村の守り神?との異文化交流。

言葉は通じない。
言葉に意味なんてない。
包容力のかたまりな巨大な巨大な森の妖精との言葉を超えた魂のふれあい。

僕ね、一度だけなんですが自由に空を飛べる夢をみたんです。

魂が身体から抜けたような経験。
普段下からみてた高圧線鉄塔をかいくぐりながら空を飛ぶわけです。
近所のJRのホームの周りをぐるぐる飛んでね。
体が完全に自由がきくような事がないあたりも妙にリアルでさ。
右に曲がろうとして左に落ちて行きそうになる感じ。

この夢を見たあと。
あれ、そのとき。
たぶん俺半分死んでたんじゃ?と思う時あってね。

空飛ぶ浮遊体験って臨死と深く関わっててほしい願望が前からあるんですが。
そういう僕からしたら本作は、ちょっぴり怖いお話にもみえてきたり。

ありがちな感想だけどね。

僕が亡くなるときにはトトロのような柔らかい優しいあったかい
「ナニモノ」
かに魂を連れ去っていってほしいな!
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