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となりのトトロのasahiのレビュー・感想・評価

となりのトトロ(1988年製作の映画)
4.8
ジブリパークに行く前にジブリ一気観作戦第3段。
トトロも子供の頃から何度も観ている作品。

トトロって特に戦ったり、誰かがいなくなったり、悲しい出来事が起こるわけでもなくハッピーエンドなのに、なんであんなに切なくなるんだろうか。

自分自身が幼い頃は、トトロを見てもそんなこと絶対思ってなかった筈だけど、いつからそう思うようになったんだろうか。
ジブリ限らずそうだけど、田舎風景を見ると、別に田舎に住んだこともないのにどこか懐かしく、胸を締め付けられるような寂しさ、切なさ。嫌いではない、むしろちょっと好き。笑

子供の頃トトロを見てて、少し怖かったのが、お父さんを迎えにバスを待つシーン。
薄暗い森に寂れた祠とお稲荷さん。大きなカエルが鳴き、どんどん夜になっていく。
この歳になっても、映像は怖くないがリアルではあまり経験したくないと思ってしまう。

そしてトトロといえば、さつきとメイのお母さんが私の母の日若い頃にそっくりで、見返すたびにお母さん、、!となる 笑
エンディングのイラストであるからきっとお母さんはあの後、元気なって戻ってくると思うけど、幸せになってほしい。

トトロでの憧れは、だんとつで1番最初の引っ越し!
軽トラに家具をたくさん詰め込んでその中に乗り込みキャラメルを食べるシーン。
実際にはきっと危険だろうけど、子供の頃から何度見ても憧れる!!移動式秘密基地みたい。
あと川で冷やした野菜をそのままかぶりつくのも憧れる、、

そして憧れではないけど、トトロでは水がキラキラしてるイメージが強い。
とくに軽トラで新しい家につき、さつきとメイ2人で覗き込む家の前を流れる小川。
その時流れているサントラ『5月の村』が大好き!
晴れた日にこの曲を聴きながら森の中を散歩したい。
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