体験する神秘
☂️宮崎駿監督作品
☂️ジブリスタジオ作品
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ジブリって本質的にはシネフィル向けだよね
記憶してたより遥かに”死”が漂う映画だった。
サツキとメイの縦横無尽さ、徹底的な”子供らしさ”への執着、2人の些細な所作ですら逃さず命を吹き込む。
宮崎駿監督の”職人ぶり”と”ロリイズム”を感じざるを得ない。
かと言って、決してのどかな映画とは言えず、ところどころのショットは不気味さと緊張を匂わせる。
メイが行方不明になるという牧歌的な事件も、彼女らのバックボーンや映像が湛える悪い気配により、十二分に”死”を匂わせている。
展開的な死ではなく、映像と体験によって醸し出される感覚の死……そういう意味でも体験型の映画であったと思える。
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☂️まとめ☂️
視覚的な神秘、見えない死、ストーリーらしきものもほとんどないゆえに、剥き出しの感情と感傷を肌に浴びるみたいな映画だった。