子供の頃は、そんなに抱え込んでいる姉をよそに好き勝手しているメイが、幼すぎて、足手まといな存在として見ていたが、大人になってあらためてこの作品を見たときに、子供はメイの気持ちで見ているような気持ちでした。
お弁当を食べたいところや、オタマジャクシからどんぐり、ミニトトロへと興味の対象がどんどん変わり知らぬ間に遠くまで動き回っているところなど、幼児ならではの行動パターンがリアルに描かれているなと思いました。
そして、子供の頃は気付かなかった、お父さんの器の大きさ。
子供達への気持ちに寄り添いながら、子供達が平常心を保てるように常にゆったりと接している。
引っ越しして子供達だけと暮らすほどの妻の容態。
シングルファザー状態で、気がかりな事、様々あるだろうに、家庭的で諭し上手で、博識で、心の余裕がある素敵なお父さんだなと思いました。